機械仕掛けのツクリモノの話。
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□ Fantastic Fortune。 |
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連続して、一部の人が引いてしまう恋愛シミュレーションのゲームでっす。
あ、でも、ここでは初めてのPCゲームなのです。 っつっても、PCのゲームやったのこれで3つか4つめ(しかも、ジャンルはバラバラ)なので、あんま比べたりはできないんですけどね。 元々は、富士通パレックス株式会社というところから出ていたらしいんですけど、今はPC版はCYBER FRONTからベストとして、価格は何と2980円(送料込み)で発売中で、2001年の5月にPSに移植されるらしいです。 私がこのゲームに手を出したきっかけは、ウェブ上の創作物を見てからなのですが、多分、今までやったゲームの中で、一番はまっています。 もちろん、創作物を見た時点ではここまではまってませんでしたけど、興味をひくきっかけになったことは確かです。 というか、主人公がクライン国のお姫様のディアーナと、思春期までは性別のないアンヘル族のシルフィスと、現代女子高生の藤原芽衣の中から選べるのですが、この現代女子高生がとてつもなく私のツボをついたキャラだったのですよ。 全ての作り物に対しても言えることなのですが、特にゲームは主人公キャラが愛せるかどうかで、そのゲーム自体が楽しめるかどうかが決まってしまうと思うんですね。 その点で、このゲームは私の人生で今のところ1番楽しめるゲームとして君臨しています。 まぁ、マイナス要素はあるんですけどね。 何がマイナス要素かと言いますと、グラフィックですね。 あ、別に好みじゃないって言ってるんじゃないです。 ただちょっと(悪い意味で)気になってしまうものがあったんで、マイナス要素としてみました。 なんと言っても、見た目勝負度の高いこのジャンルですし、たった一枚でもそういうのがあるとかなりな減点対象だと思います。 ……そういうのも、ゲームに対する愛さえあれば全然カバーできるものですが、やはりクオリティーの高いものを見たいんですよ〜。 でも、キャラデザ的には、好きなのです〜。 だから、ちょっと複雑。 さて、マイナス要素を書いたからにはプラス要素をってな訳で、個人的に一番のプラス要素はこれだって思うものを挙げさせていただくとするなら、言葉は良くないですが、妄想を誘ってくれるところだと思います。 赤毛のアンの言うところの『余地』がこのゲームにはあるんですよ。 って、赤毛のアンを呼んだことない方にとってはなんのこっちゃって感じですね。 伏線がぎっちりと詰め込まれたものもいいのですが、こういうキャラ同士のカップリングがある程度自由にできるものはやはり想像の余地がないと楽しめないと思うんですよね。 ちなみに、私は同系統のアンジェリークとかでは、その余地をほとんど見出せなかったのですが、このゲームで一押しのカップリングが邪道な為、この『余地』をくすぐられてしまったんだと思います。 そういう意味では、自由度が高いゲームなのかもしれませんねー。 てか、自由度の低い恋愛シミュレーションってどんなだって感じっすね……。 あ、カップリングの話しが出たんでちょっと横道にそれますと、私の一押しのカップリングにはEDがありません。 別にそれが怪しい組み合わせだからとかではなく、恋愛対象として登場する人物ではない、主人公の一人のお姫様のEDで結ばれる相手のアルムレディンと主人公の一人の現役女子高生の藤原芽衣のカップリングが気に入ってしまったからなのです。 というのも、最初に書いてある通り、このゲームを知るきっかけになったサイト様でこの二人の創作物を見ていたので、まさかアルムレディンと芽衣のEDがないとは知らなかったからなのですね。 知ったところで、手遅れだったって感じです。(苦笑) そうそう、このゲームもイベント時やウェルカムメッセージなんかを、声優さんが声を当ててらっしゃるのですが、多分、結構豪勢なのではと思います。 主人公キャラの方だけでも挙げれば、ディアーナが茶山莉子さんという方で、シルフィスは石田彰さんという方で、芽衣は坂本真綾さんという方です。 他にも、そんな詳しくない私が知っている方の名前もあるのですが、なんせ発売が3年も前なので、豪勢なのかそうでないのか、ちょっと判りかねるのですよ。 だから、多分ですけど、けっこう豪勢だったのではと思いますです。 システムはそう目新しいものではないですが、1週間のスケジュールの一日一日を自分で好きなように決められるのはなかなか嬉しいです。 しかも、スケジュール成功率を決めるタロットをマニュアルとオートで切り替えられるのもなかなかいいと思いました。 最近ではいちいちタロットめくるのも面倒なので、もっぱらオート任せですけど。 攻略面を言えば、大分ちょろいですね。 時期も一年間で、4月から始まって、恋愛EDを迎えると期日がこなくてもそのままEDになってしまうので、そこら辺りもちょろく感じさせるのかもしれません。 と言っても、イベントを見つけられないと、当然ながらEDにはいけないんですけどねー。 音楽は……うーん、あまり印象に残らなかったです。 可もなく不可もなくといった感じだと……。 後は……そうそう、上でも書いた通り、主人公キャラが3人の中から選べるからかもしれませんが、主人公キャラが結構しっかりと色付けされているように思えます。 他のの場合は、主人公キャラってなんだかぼや〜んとした程度の色付けしかされていないような感じがするんですよ。 で、自分が動かしていくうちに(決められた枠の中で、ですけど)、ストーリーを進めるうちに徐々に確立していくみたいなところがある気がするんです。 どっちの方が入れ込みやすいのか判りませんが、こういうのもなかなかいいですよー。 プライス面からみても、結構お薦めなのです。 値段分以上、楽しめると思いますよ。 |
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