01.THE YELLOW MONKEY

 私がこのバンドと出会ったのは、高校1年生のとき。同じ部活に所属していた男の子 が部活動中に、エンドレスでかけていたのが、イエローモンキーのアルバムでした。

 しかし、当時の私は、あまり音楽というものに興味がなく、CD買うお金があるんなら、 漫画買う! という典型的なアレだったので、少しも興味を持たず、聞き流して いた訳なのですが、それが2000年の1月初旬、何故か発作的に、彼らの歌を聞いてみたくなり、 仕事場の近くにあるBOOK OFFで、一気に3枚、衝動買いをしてしまいました。
 耳をくすぐるような、艶やかで色っぽいヴォーカル。掻き乱されるギターとベース。そして、 心地良いリズムで刻まれるドラム。そのどれもに、興味を惹かれ、耳にする度に虜になっていき、気付いた時には、アルバムをこれでもかとばかりに買いあさり、彼らの出る番組をことごとく 録画し、あの雑誌に載っていると耳にすれば、その雑誌を読み尽くすほどになっていました。

 そして、2000年。
 非常に残念なことではありますが、彼らは東京ドーム公演を区切りとし、活動を 休止しました。それは、にわかファンであった私を含め、多くのファンにとって辛い ことでした。
 でも、色んなバンドが解散という形で終わっていく中、こうして復活を待って いられるという事は、ある意味では幸せなことだと思います。
 彼らがまた四人で戻って来てくれる可能性は、まだ残されていますし、 私のような俄かファンにも、彼らの残していった多くの曲を知る機会が与えられた のですから。