フィルムに留められたツクリモノの話。

これ以外のもの。
⊃ ⊂⊃ ⊂ 2 ⊃

↑New * Old↓
□ ベイブ2

こんなぶーちゃん、嫌だー。

何のことかといいますと、私が見た1の時と、声優さんが変わっていらしたのですよ。
話しも、牧場のおじいさんとぶーちゃんの心温まる話ではなく、牧場のおばさんとぶーちゃんの大冒険って感じで、こんなんちっがーうって感じでした。

□ ベイブ

大分、今更な感じですが、今まで見てなかったのが残念です。 こないだ初めて見たんですけど、も、ベイブがすっごく可愛いくて、撃沈されてしまいました。

あ、でも、ベイブ自体が――というよりは、ベイブの吹き替えをなさってた声優さんに撃沈されたのです。
何であんな可愛いのでしょう? 何度も見直してしまいましたよ。
洋画の吹き替えは、原作を翻訳者さんと声優さんのフィルターを通しての状態になってしまうので、やっぱりどうしても違ってしまうのであまり好きではないのですが、これが字幕だったら多分こんなに好きにならなかったと思います。
だって、ブタをよくよく見ると、大分怖い顔をしてるんですもん。
ベイブが可愛く見えるのは、あの声だからなのです。
「あ、くそ」とか言ってても可愛い。
「この毛むくじゃらども」も可愛い。
ぶたっぱなすらも愛らしい……。
牧羊犬のフライとレックスも見た目は可愛いですが、メーとかの羊は目がちょっと怖いので可愛くは見えないなー。

あー、2もどっかでまた放映してくれないかなー……。
久しぶりに気に入った映画を見れました。

□ ザ・インターネット


見る予定ではなかったけど、つられ見。けど、見てよかった。面白かったし。
この映画は多分、サスペンスものなんだと思います。

あ、でも、単に面白いって言ってしまうのには抵抗がありますですよ。
だって、自分があーいうふうな状況になった時に、あの主人公のお姉ちゃんみたく色々やれる自信、無いです。だから、他人事のフィクションとして見る分には面白くて、実際にそういうことが起きてしまったらと思うとすごく怖いです。
自分が自分だと証明できるものって、ほんとは何も無いのかな……とか思ったり。うーん、やっぱり怖い。

ところで、サンドラ・ブロックの声がビバヒルのケリーちゃんだったので変な感じでした。
そそ、劇中で、サンドラ・ブロックが元恋人のカウンセラーと合流した時の、車の中でのセリフが可愛かったです。
実際には、吹き替えをした松本梨香さんの言い方が可愛かったんだと思うんですけど、再会の言葉を告げているカウンセラーを、そんな場合じゃないとばかりに急かしているとこね。印象に残ったのはそれくらいかなー。

それにしても、評決の時のサンドラ・ブロックの声とは大違いね。(苦笑)

□ Taxi

なーんとなく、見てしまったのだけど、この映画おもしろーい。
というより、フランス映画でもああいうのってあるんだーって感じです。
何かフランス映画というと、よく言えば哲学的なものが多いじゃないですか。そういうのも、嫌いじゃないんですけどね。

ところで、この映画の警察のおねーちゃん超きれい。
内容は……ほら、コメディーだったから、あんま書く事ないです。コメディーは笑えるか笑えないかが勝負所なので、それでいーと思っているのですが、ほんっと面白い映画だったなぁ。
そういえば、この映画ってリュック・ベッソンの作品だと思っていたんですけど、違ったんですねー。…監修って、一体何をするんだろう?
その所為か、やっぱり思っていたのと違う感じでした。もちろん、いい意味で、ですよ。というか、この映画がコメディーだとは思っていなかったのですよ。それにしても面白かったなぁ。久々に続編が見たくなった映画でした。

□ 評決のとき

こういう感じの映画が好きでよく見るのですが、こういう映画を好きと言ってしまうにはちょっと抵抗があったり。ちなみに、ライフイズビューティフルとかも。
内容ですが、人種問題がメインテーマなのだと思いますが、人種問題って現状はどうなのでしょう? この映画が、一体何年代のアメリカが舞台なのか判りませんけど、今もこんなだったりするなら、世界に目を向ける以前に、自分の国に目を向けたらどう? とか思ってしまいます。

ああ、また話が横道にずれてしまいましたが戻って、劇中、弁護士免許を剥奪されたお師匠さんが、

「この事件は、娘を強姦されてその復讐をした男に有罪の判決が出ても、無罪の判決が出ても、正義の審判が下ることになる」

というような事を言っていたのですが、確かにそうなんですよね。だからといって殺したらダメだと思うのですが、それを言うのなら、娘を強姦した犯人たちに妥当な処罰を与えるべきであって、それができない人に陪審員をやらせるべきでじゃないですよね。

けど、『正しいこと』って一体なんなのでしょうね?一人一人は、『やっていいこと』と『やってはいけないこと』の判別はつくのかもしれませんが、それは個人によってかなり曖昧だったりしますよね。それに、『やってはいけない』と自分では判っていても、それを説明するとなると価値観の相違とかがからんできて、それを理解してもらうのは難しいですよね。
以前、ふと思ったのですけど、『正しいこと』というのは、自分の胸の内に留めている時が一番に正しくて、口にした途端、正しさを失ってしまい、別の何かに変わってしまうのかも……なーんて。これはけっこう荒んでいる時に思ったことだから、改めて考えてみるとどうにも嫌な考えね。(笑)何にしても、『正しいこと』を正しいままに維持することは難しいということなのでしょうけれど。


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